昔の話

 

中学生になって楽典やソルフェージュをいわゆる受験用に習い始めた。

当時習っていたピアノの播本枝未子先生が作曲家の土田英介先生を紹介してくださり、

通い始めたけれど、これがとても楽しかった。

土田先生が毎回出してくださる課題をこなして持って行くと、いつも丁寧に赤ペンで添削してくださった。

当時の先生よりも年をとってしまった私が今見ても、「う~~む、なるほど~~」

と、思うようなことを、その時のワタシでもわかるようにわかりやすく的確に書き込んでくださっているのに、

こちらは出された課題をとりあえず 「いかに速く終わらすか」

に、生きがいすら感じていた 「実はちょっと変わった少女」 だったので

せっかくの先生のコメントもほんとのところ、ほとんど気にしていなかった。

そんな状況でも自分の中でお気に入りだったのがリズム聴音♪

出てくる音が『ラ』の音だけだったのもあるけれど、変拍子のあの感覚はとても新鮮だったし、

付点のはずむ感じや8分の6拍子の揺れる感じを妙に楽しく感じたのは

あの時期が最初だったのかもしれない。

うん、なつかしい! 

当時の4声の聴音
当時の4声の聴音

 

いやだったのが4声の聴音。

縦に響きをとることが難しかったワタシはいつも横に追っていた。

だから途中で内声が入り組んでラインを見失うと、もう二進も三進もいかない。

曲が終わってみたら、私の五線紙の上では2声になってたということもしばしばだったので

先生のお宅に伺うときは「最低4回は弾いて下さいますように・・・」

と、前の晩からお祈りしていた。 ウソです。

先日部屋を掃除していたら、土田先生が作ってくださった当時の課題が山のように出てきて、

昔にタイムスリップしてしばらく見入ってしまった。やっぱり、4声の聴音は赤ペンだらけ(笑)

っていうか、途中どころかもう最初から見失ってます・・・・・